【リゼロ】スバルきゅん情緒不安定問題について考える

はい!そういうわけでね。今日の記事はタイトルの通りとなります。

アニメが終わってもう結構な時間がたちました。2期を望む声も高く、最近は新聞でレム&ラムが姉妹そろってWピースを披露した事が少し話題になりました。

で、記事のタイトルはどういう事なのか?

久しぶりに、アニメを全部見返してたんですよ。やっぱりレムりんは可愛いなぁ。とか、今見たらエミリアたんはめぐみんっぽいけど、やっぱりエミリアたんだなぁ。とか。

改めて見直して、気になった事があるんですよ。

俺達視聴者は、スバルが辿った道筋を死亡ルート含めて全部見ています。だから、スバルのその能力が原因の悩みや苦しみ、絶望の全てを共有する事が出来ます。

でも、あの世界の住人にとってはそうではありません。あの世界のいわゆる『正史』というのは『スバル生存ルート』のみ。それだけを繋げた結果が、あの世界の人々にとっての歴史であり『ナツキ・スバル』という人物に対する評価になります。

それを踏まえて見た場合、スバルは果たしてどういう人物に見えるのか?

という事が今回の記事の趣旨であります。

スバルの行動パターンは死に戻りを繰り返す→上手くいかずに落ち込む→キレる→解決するという事が多く、生存ルートだけ繋げてみた場合、理不尽にブチギレ過ぎなんじゃね?

という。そこを、考えていこう。という事をメインにおいて、久しぶりに俺と一緒にどんなアニメだったか振り返ろうぜ!

そういうような記事になります。

当然、アニメ版のネタバレが大量に出ますので、アニメをまだ見た事無い人は注意してください。あと、今回の記事はアニメ版を基準に書いていきます。

小説、なろう版での設定は補足程度に。でないと振り返るの大変だからね。

では、アニメ1期の最後『ペテルギウス討伐終了後』までを、セーブポイントで区切って振り返ってみていきましょう!

第1セーブポイント~第2セーブポイントまで

つまりは『八百屋のおっちゃんの前から、ロズワール邸のベッドの上まで』という事になります。

まず最初に、そういえばスバルってどうやって異世界に行ったんだったか?そこをよく覚えてませんでした。

『このすば』のカズマさんは、日本で悲しい死を迎えた後に転生という形で異世界に行きますが、果たしてスバルはどうだったか?

『コンビニ帰りに目を閉じて開けたら異世界だった』

・・・そんな理不尽な!カズマさんなんか、そこそこ詳しい説明を受けて、一応天国か異世界かの2択もあって、そのうえすげぇ性能のチートアイテム自由に選ぶ権利があったのに!

まばたきしたらそこは異世界でした!とか、スタートからベリーハードな予感しかしません。

それでまぁ、なぜかこの究極の非常事態をそこそこ前向きにとらえるスバル。たくましい。

ここから異世界生活が始まります。まず最初に巻き込まれる事件は『フェルトによって盗まれたエミリアの徽章を盗品蔵で取り戻しはらわた狩りのエルザを迎撃する』という流れ。

で、その話に行く前に、個人的にこの序盤にリゼロの話の中でもかなり大きな謎というか、違和感があるんですよ。

それは『なぜスバルはエミリアを選んだのか』という事。

確かに、慣れない異世界で最初に仲良くなって優しくされたし、美少女である事を思えば思春期の少年なら惚れて当然だと思います。

思いますが、事件を解決するまでの間には何度も死ぬ機会があり、腹を切られて自分のはらわた引きずり出されて弄ばれても、なおエミリアを助けようと思うだろうか?と。

俺なら絶対に嫌です。幸い、死に戻りという怖いけど特殊技能がある以上ギリギリのレベルですが命の保障もあるわけで、だったら何も死ぬ程怖い思いしてまでほぼ初対面の相手のために尽くすなんてとんでもない。

それに、フェルトを好きになる可能性だって十分にあったはず。

『そういう物語だから』と言われてしまえばそれまでなのですが、この段階で別にスバル個人がエミリアを選ぶ強い動機などないわけで。そこに違和感があります。何か理由があるのでしょうか。

さて。それはそれとして。

徽章を取り戻すまでの間にスバルは様々なトライ&エラーを繰り返します。これから訪れる運命の複雑さに比べれば、まさしくチュートリアル程度ではありますが、それでも死亡回数3回。殺った相手はエルザ2回にチンピラ1回。なかなかハードであります。

で、最終的な生存ルートの話になります。ここまで色々な事を試してきたスバルですが、エミリアから見たスバルはどうか?

まず、エミリアは自力で盗品蔵に到着します。(ラインハルトの伝言を聞いたかどうかは不明)すると、徽章を奪ったフェルトと、少年とおじいさんが居て、少年はなぜか親しげに徽章を取り戻そうとしてくれています。

ここからエルザが乱入。少年はなぜかパックの名前を知っていました。これからまさに命がけの戦いになりますが、この時も少年はなぜか命を賭けてエミリアを守ろうとします。

ラインハルトの助けもあって、なんとかエルザを退けます。ここで初めて少年の名前が『ナツキ・スバル』である事を知ります。そのスバルは、君を助けたお礼にと、名前を教えて欲しがったので教えました。

何回見てもこの自己紹介と名前を教えてもらう要求のシーンは微妙にウザイですが、まぁ命がけだったのでこんなテンションにもなるでしょう。

というわけで、まず最初の生存ルートの概要。(エミリア視点で)

・徽章をフェルトに盗まれる
・盗品蔵へとたどり着く
・名前も知らない初対面の謎の少年が命賭けで助けてくれる
・謎の少年の名前を知り、エミリアも自己紹介。
・腹から大出血して倒れたので、ロズワール邸に運ぶ

以上となります。

まぁなかなか順調な滑り出しではないでしょうか。初対面なのに命賭けとは意味不明ではあるものの、でかい貸しが出来た事に違いはないので。

では続いて、第2セーブポイントから第3セーブポイントまでを見てみましょう。