【ロクでなし魔術講師と禁忌教典】5話『女王と王女』 感想 昼食はサンドウィッチとトマトと野菜スティック。ほとんど野菜。

2017年5月21日

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はい!そんなわけで今回は『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』の5話となります!

前回のあらすじ

魔術競技祭で自分のクラスの優勝に給料の3ヵ月分を賭けてハーレイ先生と勝負する事になったグレン。果たして2組は優勝出来るのか!?

という内容でした。

せっかちな人に3行で5話を説明

ルミアに化けたグレンがシスティの手作りお弁当を食べようとして激怒。
女王陛下がルミアに会いに行きますが拒絶。
不敬罪および国家反逆罪でルミアは死刑。

5話内容

前回登場した謎の2人組の会話から始まります。

ロリっ子枠

どうやらグレンとは昔の知り合いのような2人組。せっかくなので紹介を。

新キャラ紹介

という2人。グレンとどういう因縁があるのかはわかりませんが、今回この競技祭の会場にいる理由は『女王陛下の護衛を勤める王室親衛隊の監視』という任務だそうです。

ちびっ子リィエルは、とにかくグレンと決着をつけたがっていました。

昼食タイム

一方、競技祭はお昼ご飯タイム。

なんでそんなにお金が無いのか不明

この世界での流行なのか、なぜかみんなサンドウィッチばかり。まさか、ウィッチとかけて・・・!!

具が野菜メインのサンドウィッチなのに、なぜかおつまみに野菜スティック。好きやなぁ野菜。かと思ったら、ローストビーフ風の料理も出てきたりで、なんか凄い食べ合わせ。どんなお弁当やねん。

「くっそぉ・・・。みんなこれ見よがしに・・・!!」

お金が無いのか、食べる物の無いグレンはシロッテの枝で飢えをしのぐ事に。なんでそんなにお金が無いんでしょうか。無駄遣いすんの?ギャンブル好きなの?この辺の『ロクでなし』要素についてあまり描写されないので、いまいちよくわかりません。

もしかすると美しい島の保護とかにお金使ってるのかもしれない。

憧れの変身魔法

シロッテの枝とやらを探しに行こうとするグレンの前に、悩める生徒が相談にきました。

左はグレン

なんでも、変身魔法の競技に出場する予定の生徒が、出場の予定を変更して別の生徒に変えて欲しいと。理由は、セルフイリュージョンという変身の魔法を一生懸命練習したけど上手くいかなくなったから。だそうです。

それに対してグレンは『お前はどうしたいんだ?変身の魔術好きだったろ?』と。

生徒は、自分の変身への思いを熱く語ります。

それを聞いたグレンは、魔術競技祭はお祭りだから、まずはお前達がめいっぱい楽しめりゃそれでいいんだよ。という事で予定の変更を拒否。生徒に対してセルフイリュージョンの特別講義を行います。

セルフイリュージョンの魔法の見本として、ルミアに変身するグレア。

セルフイリュージョンにはイメージが大切。それが上手くいかないという事は、まだイメージがあやふやだという事だ。という話をするグレン。

つまりは、完璧にルミアに変身出来るグレンはルミアに対する完璧なイメージが出来る。という事でもありますよ。服の具合から胸のサイズや肌、表情までも完璧に再現する事が出来るこの変態教師め。

チョロイン現る

グレンの講義により自信がついた生徒を見送るグレン。そこにシスティがお弁当を持ってやってきました。

またしてもサンドウィッチ

ルミアの分のお弁当も作ってきたよ!と嬉しそうに駆け寄ってくるシスティ。しかし、今システィの目の前にいるのは見た目がルミア。中身はグレン。

しかし・・・!お弁当は食べたいっ・・・!

お弁当が食べたいがために、本当の事を言えずサンドウィッチを食べようとしますが、そこに本物登場。バレました。

「このおバカーーー!」

という声と共にシスティに吹き飛ばされるグレン。1世代前のリアクション。なんかこういうの久しぶりに見たような気がします。ちょっとは事情も聞いてやれよ。

どうやら、本当はグレンの分のお弁当も作って用意していたようですが。

お昼ごはん

吹き飛ばされたグレンの元へ、お弁当を持ってルミアが現れました。

どう見ても風呂敷が小さい

風呂敷で包んで、なお完璧な2段積みを維持している謎硬度サンドウィッチ。どうなってんだこれ。

お弁当箱ではダメだったんでしょうか?なぜ風呂敷なのか・・・?

このお弁当の正体は、システィがグレンのために早起きして作った物。しかし先程のやり取りでグレンと喧嘩してしまったために、素直にお弁当を渡せなくなったので捨てようとしていたらしいです。

それをルミアが持ってきました。

もしやルミアが手柄横取りのごっつぁんゴールを狙ったのか!?意外に悪女め!

と思ったのですが、作った人は明かさないが私が作った物ではない。と告白するルミア。よかった。心の汚いルミアはいなかった。

で、そのお弁当を食べてお腹いっぱいのグレン。個人的にはせめてサンドウィッチ食べる時くらい手袋外せよ汚いなぁ。と思うんですが、外さないのには何か理由があるのでしょう。

女王現る

お弁当も食べてお腹いっぱいになったグレンとルミアの前に、なぜか女王陛下が現れます。

娘に会いにきました

魔術競技祭を見ていたはずの女王陛下が、なぜかグレン達の前にやってきました。どうやら、一緒に見ていたセリカの力で親衛隊の監視を逃れたよう。

しかし、何度も言いますがマジで危機管理どうなってんの?つい最近学園乗っ取られたばかりなのに率先して女王が行方くらます手伝いするとか、セリカアホなの?

この辺の教師の無能っぷりが腹立つ部分です。理事長も苦笑いで黙認だし。もし何かあったらバレたら死刑レベルだと思うんですが。

ここでの女王との会話で、グレンが元・宮廷魔導士団であった事がわかります。そして、何かしらの遺恨が残りそうな形で除隊させられた事も。

『どうして女王陛下がここへ?』

護衛も付けずにわざわざ女王自ら出向いて来たのは、娘であるルミア・・・。エルミアナ王女に会いに来たのでした。

母として、久しぶりに会う娘に対して色々話しかけます。

エルミアナ。そう言って手を差し伸べる女王。

しかし。ルミアはそれを拒絶。

「私はルミア。ルミア=ティンジェルと申します。畏れ多くも陛下は私をご崩御なされたエルミアナ=イェル=ケル=アルザーノ王女殿下と混同されておられるかと・・・。」

これに対して悲しげな目でルミアを見る女王。

「・・・そう、でしたね。エルミアナ。あの子は3年前に流行り病で亡くなったのでしたね。不愉快な思いをさせて申し訳ありません。ルミアさん。」

やはり今更母親として認めてはくれませんか・・・。と悲しそうな表情で、その場から去る女王。

しかし、魔術競技祭の会場へと戻る入り口付近で、女王は王室親衛隊の連中に拘束されてしまう。

策士リィエル

一方、王室親衛隊を監視していたリィエルとアルベルトが女王の拘束に気付きました。

持ちやすそう

女王の拘束を先導していたのは親衛隊総隊長のゼーロス。何か思惑があるに違いない・・・。と警戒するアルベルト。

それに対してリィエルが提案した作戦は。

「私が先に正面から敵に突っ込む。アルベルトは私の後に正面から突っ込んで・・・。」

ディ・モールトよし!!素晴らしい!

・・・となるわけもなく、アルベルトから無言の圧力を受けるリィエル。アホ可愛い子なのでしょうか。

チョロイン再び

一方場面は変わって魔術競技祭の場面に。そこでまだルミアが帰ってこない事を心配するシスティとグレンの会話になります。

10年くらい前のテンプレツンデレヒロイン

ルミアが帰ってこなくて心配するシスティに、事の顛末を説明するグレン。

「ま、あんな事があれば誰だって1人になりたくなるわな」

と。そこからグレンが食べた匿名希望の差し入れお弁当の話に。

間接的にお弁当をグレンにベタ褒めされ、またもや好感度メーターがリミット振り切るチョロインシスティ。思春期感が出てて非常に可愛いと思います。

なんかこう、36のオッサンがどっかに落としてきた青春の匂いがして、何か胸がザワザワします。この感情は俺を殺す。

ルミアの母への想い

中身の入っていないロケットを眺めるルミア。そこへグレンがやってきます。

女王と母への想いで悩むルミア

中身の入っていないロケット。そこには誰か大切な人の肖像画が入っていたはずなんですが・・・。変ですよね。こんな物を肌身離さず持ち歩いて・・・。

そう言うルミアに

「・・・別に。今でもなんか大事なもんが詰まってんじゃないのか?」

と返すグレン。

自分の出自を語るルミア。

「陛下が私を捨てた理由・・・。わかるんです。悪魔の生まれ変わり。呪われし禁忌の存在。異能者。その異能者として生まれてしまった私は、帝国の、王家の威信を傷つける爆弾になりかねない・・・。だから、私の処分はこの国の未来のために必要な事だったと思うんです。それでも、私は心のどこかで陛下を許せなかった。・・・怒ってるんだと思います。」

「理屈じゃねぇからなぁ。そういうの。」

「なのに・・・。あの人をもう1度母と呼びたい!抱きしめてもらいたい・・・。そんな想いもあって・・・。でも、そんな事をしたら私を引き取ってくれたシスティのお父様やお母様を裏切ってしまうような気がして・・・。私、どうすればよかったんでしょう。」

そんなルミアに対して、人間てのはどんな選択をしても後悔する生き物だから、本音が重要。本音で道を選んだなら、後悔も少しはマシだろう。と言うグレン。

「ルミア。お前はどうしたいんだ?」

しかし、自分の心がわからず迷うルミア。

「俺は昔、帝国軍に所属する魔導師だった。仕事柄宮廷に赴く機会も結構あってなぁ。お前のそのロケットとまったく同じ物を、とある一番偉いお方が身に着けていたのを見た事がある。・・・捨てられなかったんだろう?お揃いのそれ。だったら答えはとっくに出てるんじゃないのか?」

でもやはり2人の距離はまだ遠く、もし冷たい目で見られたらと思うと・・・。と怯えるルミアでしたが、女王のところに行くのにグレンに一緒に来て欲しい。と。

では行きますか。

そんな話を続ける2人の元へ、王室親衛隊の兵士がやってきました。

判決は死刑

突如濡れ衣を着せられる

突然やってきた王室親衛隊によって、女王暗殺の疑いをかけられるルミア。しかも、礼状も裁判も無しに即刻処刑。無茶苦茶じゃねぇか!

しかし、グレンにも被害が飛び火しそうになった途端それを受け入れてしまうルミア。グレンはそれを助けようとしますが殴られて気絶。ルミアはどこかへ連れて行かれます。

木に縄で縛られ処刑されそうになるルミア。もしこのまま処刑が執行されれば、同級生達にとって究極のトラウマになる事間違いなしの惨殺オブジェの完成です。

親衛隊の『女王陛下の勅命』という言葉を信じ、いよいよ自分が処分される日が来たのだと覚悟を決めるルミア。

それをグレンが救出します。親衛隊の増援に追われ、とりあえず逃げるグレンとルミア。なんとか女王陛下に直接会う事が出来れば、事の真相がわかるのに・・・。

でも、よく考えたら直接会わなくてもいいんじゃね?

またしても役に立たない

女王の隣で一緒に競技祭を観戦しているはずのセリカに連絡をとるグレン。

制圧されました

女王陛下と一緒にいるはずのセリカに連絡するも、またしてもセリカは『何も出来ない。何も言えない』と、役に立ちません。

どうやらすでに女王の近辺は親衛隊によって制圧された後の様子。

どうなってんの!?誰がロクでなしかわからんよこれじゃ。たぶん女王を人質にされておとなしくしているんだと思うんですけどね。

なんかグレン以外の職員が本当に無能。

「この状況を打破できるのはお前だけだ。」

とセリカに言われ頭を抱えるグレン。そこに、突如現れてグレンに襲い掛かるリィエル!!

というところで今週は終わり。

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