【サクラクエスト】6話『田園のマスカレード』感想 売れたければセミを食え!

2017年5月21日

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はい!そんなわけで、今回の記事は『サクラクエスト』の6話になります!

私的な話になりますが、最近仕事が忙しくて先週までと記事の公開曜日がだいぶズレました。これからはこの曜日で記事が公開されていくと思います。

前回のあらすじ

ついに間野山彫刻による町おこしの第1歩を踏み出した国王ズ。100年かけて行う『桜池ファミリア計画』を開始。

駅の待合室を欄間でいっぱいにする。という素晴らしい計画!

というような話でした。

 

せっかちな人に3行で6話を説明

間野山を舞台にした映画が撮影される事に
演出のために家を燃やすかも?
昔セミを食べなかったおでん探偵の心の傷に触れる

6話内容

謎の特撮映画?の映像から始まります。

チュパカブラvsナマハゲ

20年前に撮影された映画だそうです。が、制作費の都合で途中で断念されたそう。映像は途中でぶつ切りになりますが、制作費が足りないとあんな有料チャンネルみたいな事になるの?

で、どうやら今回は映画の舞台に間野山を!という話のようです。タイトルは『ふたたびの森』

間野山を舞台にした人情物の映画になるようです。これは成功すれば町おこしへの効果は大きい。

しかし、どうもこの話に真希は乗り気では無いようです。裏方の手伝いをするように会長に指示されましたが、キレて出て行きました。

撮影のお手伝い

予算が少ないので人手が足りないようなので撮影スタッフのお手伝いをする事になった国王達。

サード助監督とかいう係長代理補佐的な肩書き

映画になるという事で、微妙に浮き足立つ人達とは対照的にどうも真希は乗り気ではありません。実家に帰るだの帰らないだのと、弟君と話し合ったり。

撮影の現場の下見なのか、間野山の名所っぽい場所を巡る国王達。途中、チュパカブラ王国の王宮にも立ち寄ります。

「なんかすみません・・・。変な物建ってて」

と謝る由乃。自分の王宮を変な物扱いはヒドいなぁ!

「いやいやいや!むしろ、この画が必要なんスよ!」

というサード助監督。間野山を舞台にした人情物ですよねぇ?どうして王宮が・・・?どうも、怪しい感じの雰囲気になってきました。

途中和菓子屋のばぁさんにも協力を求めるも断固拒否。しかし凛々の機転により見事に許可を得ました。

家を燃やすとか

撮影に使う空き家の手配を見に行く事に。

これが田舎だと割と普通だったりします

とても立派な空き家。どうやら持ち主はすでにここに住んでおらず、また帰ってくる予定も無いので好きにしていいとの事。

都会暮らしだと豪邸に見えるかもしれませんが、田舎では稀によくある規模の家。

田舎は車社会なので、例えば5人家族でみんな成人してたら車が5台必要です。そのため、庭に車が5台置けるくらいのスペースが無いとダメなので、それくらいの庭持ちも特に珍しくもないです。

しかし、どうやら監督はこの家が気に入らない様子。元々この家はボロかったようなのですが、ボランティアの方々が家を綺麗にして障子や襖を綺麗に張り替えてくださって、それがどうやら気に入らない模様。

この空き家のすぐ近くにあったボロ家を使う!と言い出します。しかも、燃やすとかなんとか。

そんな話は台本にないのに・・・。

この家を燃やすのにしおりが反対します。『お化けが出るので』という理由で反対しますが『呪いの家の設定にぴったり!』とかいう理由でむしろ監督の琴線に触れます。

さすがにいきなり家を燃やすは無いわぁ・・・。と思うのですが、グイグイ前のめりに勝手に決めていく監督達。

持ち主に無許可で燃やすわけにはいきませんから、持ち主に許可をもらう役割をしおりが引き受けます。大丈夫かそんなの。

今度はおでんが働かない

今日はすっかり疲れた!と愚痴をこぼす早苗。『どっかのおでん大臣が働かないから』とか言ってますが、どの口が言うねん!お前前回の前半サボってたやろ!

で、帰り道に偶然真希と出会って話す由乃。

何かわけありっぽい

「助監督の人が言ってたの。しんどくてもこの仕事が好きだから頑張れるって。私、そんなふうに言えるほど何かに熱中したこともなかったし正直羨ましいな」

と、ブラックな業界に憧れる由乃。しんどくなくて好きな仕事が一番なんですよ?そうやって人は洗脳されていくんですよ?(36歳 会社員)

「好きだからこそ辛い事もあるんだよ・・・。」

そういって足早に家に帰っていく真希。どうも心に闇を抱えているようです。

燃やす許可

ふてぶてしいニャンコ

いきなり押しかけて『おたくの家を燃やさせてほしい』とか言って許可出す奴がいるかよ!

と思ったら、一発承諾。何の問題も無いそうです。どうせ名ばかり権利者だから。という事だそうで。

ところが、なぜかしおりちゃんは浮かない顔。最初、昔住んでた家なのかな?と思ったのですが、だったら権利者のこの人がその辺のいきさつを知っててもよさそうだしなぁ。

子供の頃の思い出とか、昔その家に住んでた子と仲良かったとかかな?

嘘をついてしまう

一方場面は観光協会。呑気に役作りの練習をする会長。就活30社以上落ちたと思えない敏腕営業に育ちつつある由乃。そこへしおりが帰ってきました。

あなた、ごめんなさい。本当は許可取れたのに・・・。

家を燃やす事について何の問題も無く快諾してもらえたのに、なぜか『持ち主と連絡がとれなかった』とウソをつくしおり。よっぽど燃やしたくない何かがあるんでしょう。

大慌ての由乃。燃やしていい空き家を探すとかなんか物騒な響きですよね。

「一応個人の資産だからねぇ。取り壊したくてもお金がかかるし・・・だから放置しちゃう」
「更地にしたらしたで税金高くなるしなぁ。悪循環だよ」

とボヤく職員。難しい地方問題。都会だと回転率が高そうなので空き家問題もそこまで深刻にはならないかもしれません。

もし、燃やせる家が見つからなかった場合は会長の家を燃やすし、もし見つかっても会長の家を燃やす事に決定しまして、改めて由乃がよく燃える家を探す事に。

ま・ち・お・こ・し・た・い

いよいよ『ふたたびの森』クランクイン。

いなかぐらし!

確か最初に聞いてたのは人情物の映画だったように思うのですが、どうみてもゾンビ映画です。我らが会長もゾンビを熱演。この人こんなの好きだなぁ。ゆるキャラの時といい、怪メイクが似合う男。

主演の男優にタックルぶちかまして監督のお気に入りになりました。どんな事にも全力で取り組む姿勢は評価したい。

敏腕営業国王が他に燃やす家をリストアップするも、監督に却下され、その話を聞いてうかない顔をするしおり。

さらには、どうやら出演を予定していた女優がヒールで高尾山に登って足を骨折して急遽降板。サード助監督の目から生気が無くなっていきます。

代役

セリフ2言のチョイ役とはいえ居ないと成立しないそうで、大変困った助監督。由乃は、代役に真希を推薦します。

ふたたびの森ver1.4くらい

「セリフ付きで結構いい役もらえたんだよ!」

と自慢げにする由乃に対して

「余計な事しないでよ!!」

とブチ切れる真希。何があったかわかりませんが、せめてもう少し話をしてくれてもいいと思うんですけどね。俺が由乃ならこの時点で切れるわ。

お弁当タイム中にその時の出来事をみんなに話す由乃。それを聞いて早苗がブチ切れ。そりゃそうよ。俺でもそう思うよ。

「ビシッと言ってくる。手伝いもしないでいい加減にしろっての」

と強気の早苗。前回の件の時に早苗を煽っといて、いざ自分が問題に直面すると逃げるのか。と。やはり言う者は言われる覚悟も持つべきですよね。当たり前の事です。

後輩と

橋の上でたたずむ真希の元へ、主演の女優さんが駆け寄ってきました。どうやらこの2人は先輩後輩の関係のようです。

なんとなくもやしが好きそう

先輩後輩としてしばらく会話を交わす2人。競演ですかと喜ぶ後輩に対して、劇団をやめた事。この辺が実家で帰省してるだけだ。と話す真希。

そして後輩が去り、ガツンとキツイのお見舞いするために早苗が降臨しました。

2人橋の上で会話。

「あんたさ・・・。セミ、食べた事ある?」

「はぁ?」

ゲテモノ喰い

どうやら、昔真希は深夜バラエティでセミを食べさせられそうになったようなのです。

大変なお仕事

その時に、真希は食べなかったけど後輩の子は食べた。そして、後輩のコメントがこれですよ。

「え?だってあんな経験なかなかできないじゃないですか。役者としての引き出しを増やすためなら私、どんなことだってやりますよ。」

と、明るい笑顔。きっと主食はもやしに違いない。

セミを食べた事がキッカケで後輩はブレイク。一方の真希はあまり伸びず。そういう悩みがあったようです。

あくまで個人の意見ですが、役者や芸人なんかは事務所所属とはいえある意味個人事業とも言えると思うんですよ。

自分が自分の社長である。そう考えた場合に、セミを食う仕事。が回ってきた時に断る事が正しい事かどうか?それがもしチャンスに繋がるかもしれないなら、食べてみる度胸がいるんじゃないか?と思います。

『演技の出来る役者』と『演技と汚れが出来る役者』なら、演技の能力が同じなら使う側からより重宝されるのは後者です。

そして、したい事しかしない人はどんどん振り落とされてしまう。と。厳しいですがそれが世の中だと思います。

本当は役者の仕事が大好きなのに、上手くいかない事が悔しくてすねる真希。

「未来なんかないよあんなとこ。20代の大事な時間ほんと無駄にしたわ。けど気づいただけマシだね」

それに対して早苗がバッサリ。

挫折を乗り越えたので

「カッコわる。まぁ挫折したり休みたくなったりはわかるよ。私も同じクチだし。でも、自分が好きで目指した世界を自分で否定するなんてみっともないよ。」

と、なかなかの直球を投げます。

その後、演技の練習をするサンダルさんの様子を見て今週は終わり!

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