【サクラクエスト】7話『煉獄の館』感想 過去と未来と

2017年5月21日

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はい!そんなわけで、今回の記事は『サクラクエスト』の7話になります!

ちょっとブログの見た目をリニューアルしました。このブログはWordpressで作っていてLuxeritasというテーマを使用しているんですが、そのテーマがバージョンアップされていて一覧の表示方法変更機能が増えたので使ってみましたよ。と。

前回のあらすじ

間野山が映画の舞台に!という事で、低予算ながら映画が作成される事に。

しかし、最初に聞いてた話と全然違う内容になっていくし家を燃やすとか言い出すしおでんは働かないし。

どうなるチュパカブラ王国!

せっかちな人に3行で7話を説明

真希は反省して頑張る事に
しおりの嘘はバレましたが仲直りしました
家は燃え、真希は俳優を頑張る

7話内容

前回代役を断った真希の代役として凛々がどうやら映画に出演する事に。

緊張でダメダメに

しかし見ていて可哀想になるくらいの緊張で、失敗の連続。17テイク以上取り直し。緊張で常に震えっぱなしになってしまう凛々に対しても優しい萌ちゃん。萌ちゃんマジ天使。

あまりに可哀想になり、ここは真希が交代を・・・。と思ったけどやっぱりやめに。今ここで代わったら凛々が怖くて2度と人前に出れなくなってしまうから。と。

そこで、なにやら凛々にアドバイスをする真希。

そして挑んだ次のテイク。見事に成功しました!これで間野山に『おでん探偵』に次ぐ女優が誕生しました。

それから場面は観光協会に。ゾンビ会長を待ちうけにして盛り上がる職員達。

「目指せラジー賞!」

ラジー賞とは?

ゴールデンラズベリー賞(ゴールデンラズベリーしょう、英: Golden Raspberry Award)は、アメリカの映画賞。毎年、アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰するものでラジー賞(Razzies)とも呼ばれている。 wikiより

という、大変名誉ある賞です。頑張れ会長。

真希頑張る

忙しそう

観光協会に電話があり、どうやら天気の都合で撮影のスケジュールが変更に。明日呼ぶ予定だったミニゾンビ役の子供達を今日呼んでほしい。との事。

そんな急に言われても・・・。しかし、どうやら真希に心当たりがあるようで。子役の手配を任せました。

由乃は燃やす空き家の持ち主と連絡を取ってみる事に。しおりはまだ連絡がつかないと言ってましたが・・・。

一発で繋がりました。しおりのウソがばれる事に。

思い出を燃やす

素敵な思い出

しおりの回想シーンから。どうやらしおりが子供の頃よく通ってた優しいおばあさんの家だったようで、その思い出のある家を燃やす事に前向きになれないしおり。

「家はただの箱じゃないもの。そこに住んでた家族の思い出が詰まってるから。」

しかし、現実の問題として映画の撮影の期間がせまっており、どうするつもりかと由乃に責められるしおり。

「私が別の空き家探してる時、しおりちゃん黙ってたよね?そっちに住んでた人達の思い出は、どうでもいいって事?自分に関係のない家なら、燃やしていいの?」

「誰もそんなこと!」

「気持ちはわかるけどさ、それよりも大事なのは今なんじゃないかな?」

言葉の殴り合い。仕事に追われ、忙しくなりお互いの心を思う余裕を無くす。心が亡くなると書いて忙しい。社会マジ厳しい。

「そんなの・・・。そんなの、故郷を捨てた由乃ちゃんだから言えるんだよ!」

そう言って走り去るしおり。

1人いつもの喫茶店でコーヒーを飲む由乃。元・王子に声をかけられても上の空です。

ガラスを伝う水滴は、外の雨なのか由乃の涙なのか。ここはなかなか好きな演出です。

ゾンビ狩り

活きのいいゾンビ

真希の弟・・・ではなく父親がミニゾンビ役を緊急連絡網で手配してくれたようで、結構な数のミニゾンビが集まりました。

ここで思ったんですが、元々ゾンビ役をする事になってた子供達は結構明日を楽しみにしてたんじゃないかと思うんですよね。「明日映画に出るんだ!」みたいな。

さぞかしガッカリした事でしょう。可哀想。

真希の父親が教頭先生である事、早苗がケツメガネである事、萌ちゃんが子供の扱いが上手い事などがわかりました。

やはり、萌ちゃんはきっと貧乏で兄弟がたくさんいてもやしが大好きに違いない。

キレッキレの木で

父親と出会うが嫌なので、校内を散策する真希。図書室のような場所で凛々と出会います。

2人はどうやら同じ学校の卒業生。撮影の時のお礼の話をしていると、カベに貼られた写真を発見。

キレッキレの木

小学校の時の劇の写真が毎年貼られてありました。

「そういえば、1人めっちゃ笑顔でキレッキレの動きしてる子がいたの覚えてる。木なのに。」

と凛々。木でキレッキレ?どこにそんな要素が?

そして場面はやよ・・・萌ちゃんの演技のシーンに。

ゾンビになったたかしさんに、思い出のネックレスを見せて愛を告げる萌ちゃん。人情物の設定はもはや欠片も無い。

どうやら、燃やす予定の家が異世界と現実世界を繋ぐ特異点であり、そこを燃やして異世界の入り口をふさぐ・・・。というシナリオのよう。B級の匂いがプンプンするぜ!

交通整理の役割をしながら、この前の喧嘩について話し合う由乃としおり。

「このままみんなから忘れられちゃうよりは、映画に残せた方がおばあちゃんも喜んでくれるかな。・・・わかんないけど。」

そう言って無理のある笑顔を見せるしおり。

一方、自分自身の過去と向き合いながら故郷を歩く真希。

桜の木を見ながら木の練習をしている自分。河川敷で、ジュリエット役の練習をしている自分。

オーディションか、志望校の願書か。何か書類をポストに投函する自分。

人はみな大人になると、生きる事に必死になり本当に大切な物を忘れてしまう。自分が好きな事をするための人生であるはずなのに・・・。

喫茶店にて、店主に占いをしてもらう真希。

「太陽のカードなら、女優を続ける。死神のカードならきっぱり諦める。お好きな方をどうぞ」

と言われ、カードと向き合う真希。とそこに弟君が。

どうやら父親から何か真希あてに何か預かってきたよう。それは、DVDでした。

中身は、真希が子供の頃白雪姫の劇をした時の映像でした。この動きがキレッキレかどうかについては賛否両論ありそうですが。

真希の父親は当時記録係だったそうですが、他の子を全然映さずに自分の子ばかり撮ったので後で怒られたようです。そりゃまぁ木だしね!

父親が、自分のファン1号であった事を知る真希。

いよいよ撮影はクライマックスに

夜になり、みんながご飯食べてるシーンに。

バイキング形式

「え!?フクラギってブリなの!?」

「出世魚。」

とかいういかにも雑談が挟まれたり。

ちなみに

下北地方:フクラギ → イナダ → ワラサ → ブリ wikiより

だそうですよ。参考までに。

監督達がご飯を食べる卓で、どうやら最後の監督の思いつきが。

「燃え盛る家の中にタケシが居る、それただ眺めて外からただ叫ぶだけってどうかと思わない?だったらいっそ飛び込まないとダーイブ!」

「いやぁ・・・。わかるんすけど、今からじゃ厳しいっすねぇ。」

「厳しくてもやるんだよ。シナリオだって生きたがってるんだよアラーイブ!」

ルーの眷属である監督の思いつきで、ここにきてシナリオ変更。その意見に激しく同意する萌ちゃん。

「だって、愛する人と最後まで一緒に居たいと思うのは当然じゃないですか!」

と。たぶん、愛する人ってのはタケシさんなどではなく、真希の弟の事ですよ。

ここから始めましょう!1から・・・いいえ、ゼロから!

しかし、どうやら萌ちゃんは事務所の金の卵のようで、そんな子に危険な事などさせられない。そこに、自分が代役をする!と立候補する真希。

「真希ちゃんほんと大丈夫?もしなにかあったら・・・。」

「好きだから・・・。どうしようもなく好きなんだ。お芝居の世界が」

いよいよクライマックスシーン。家炎上に向けて準備が進められていきます。

家、炎上

真希の役者に対する気持ちは固まったけど、もう1つの問題である『本当は空き家燃やしたくない問題』については結局ちゃんとした答えは出ないまま。

浮かない顔で燃え始めた家を見るしおり。

可哀想

映画のため。とか将来の夢。とか、そういう問題に比べたら『昔の思い出』というのは後ろ向きなのかもしれませんが、問題は周りがどう思うかではなく、それが本人にとってどれほどの比重であるか。という事。

しおりの抱える悲しさも、また他の問題と同じく簡単な事ではないのです。

そしていよいよ本番開始。

異世界と現実世界を繋ぐ家をふさぐために家を燃やす。BGMは生演奏の太鼓・・・。なんだこれ。どういう経緯なんや。

無事撮影は終了。燃え盛る家を眺めるしおり。これはキツい。

撮影が終わり、真希のところへ駆け寄る由乃。映画の出来どうのこうのよりも、まず最初に真希の怪我などの心配をする由乃。

「どこまでお人よしなのよあんた・・・。」

そう言って、由乃を抱きしめお礼を言う真希。やはり国王たる者人に好かれるというのは大事な資質ですよね。

次はたぶんセミも食べる

しかし・・・。心にわだかまりを抱える人物が1人。

燃えた家の跡を見て呆然と立ち尽くすしおり。綺麗な思い出は、町おこしのために灰になりました。

そこへ駆け寄るスタッフ。

「ここまでやってくれるロケ地ってなかなかないです!」

そらそうやろ。家一軒燃やしたのに。

「それにしても、国王さんてあの家になんか思い入れでもあるんスかね?」

「・・・はい?」

「お?聞いてないんスか?この人の事。ここに住んでたおばあちゃんらしいッス」

そう言って一枚の紙切れをしおりに見せるスタッフ。

国王マジハンパない

「国王さんが、スペシャルサンクスでエンドロールに名前を入れてほしいって。」

驚くしおり。

「住んでた人の思い出も大切にしてほしい。家はただの箱じゃないから。って」

国王マジイケメン。自分の仕事もこなしつつ、周りのフォローも忘れない。由乃を落とした会社は無能であると言わざるをえませんな!!

そして、場面は国王の打ち上げに。

もう相当出来上がるしおり

「やっぱり地元っていいでしょ?」

酔ったしおりちゃんマジ可愛い。あと髪をおろしたしおりちゃんも可愛かったし、みんな逃げてくればいいと言ったしおりちゃんも可愛かったです。

あと、国王は死にました。死後硬直12時間の状態で発見されました。悲しい。

最後に「おでん探偵出番ね」というセリフが聞こえました。そこからの小芝居もやってほしかった。

後日、東京の映画会社から電話があり、間野山は順調に宣伝されているようでした。

どうやら、カーチェイスしてもお寺ぶっ壊しても許される町として。

で、今週は終わり!

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