【終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?】8話『いずれその陽は落ちるとしても』 感想 少しずつ壊れていく日常

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はい!そんなわけで、今回は『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』の8話です!

同僚が1人会社を辞めるようです。なんでも『食っていく金は株で稼げるからこんな忙しい職場で働くなんてアホのする事だ』という事のようです。

言いたい理屈はわからんでもないしそれがおかしいとは思わないのですが・・・。そこに踏み切る勇気が俺にも欲しいっ・・・!

前回のあらすじ

クトリが廃人から復活したら髪が赤くなっていました。どうやらその見た目だけでなく中身(体質)まで以前とは変わってしまったようです。

新キャラが2人出てきましたが、まだヴィレムとは遭遇していません。

約束のバターケーキも食べる事が出来て一安心です!

せっかちな人に3行で8話を説明

完全に友達以上恋人未満ムードのヴィレムとクトリ
街でも倉庫でもとにかくイチャイチャ幸せムードです
しかし、クトリが魔力を使った途端に記憶が少し無くなり赤髪化が進行しました

8話内容

鼻歌なんて歌っちゃって、ご機嫌なクトリの料理シーンから始まります。

もうちょっと電気点けないと目が悪くなる

ご機嫌で料理をするのはいいんですが、料理にコショウを使おうとしてそのビンがどれだかわからないようです。

「コショウ・・・。どれだっけ?」

なにやら記憶に障害が出始めているようです。まだ『コショウがどれかわからない』というレベルですが、いつか『コショウが何かわからない』というレベルにまで侵食してしまうのでしょうか。

今回も飯テロ

そして地上調査組。美味そうな串焼きを焼くグリッグとそれを食べるラーントルクとノフト。

美味そう

「大丈夫。しばらくレジティミターテ、4番は出てこない。」

なんの事かわかりませんが、前回出てきた謎の怪獣の事でしょうか。それにしてもグリッグが完全にいいおじさん。

ところでこれはなんの肉なんでしょうかね?まさか、前回貫かれたブタさんのっ・・・!!

ご飯を食べてる時はご飯に集中しろ!とノフトに説教されるラーントルクが可愛らしい。

一方その頃。

とっても偉い一位技官に呼び出しを受け出頭しているヴィレム。

とても偉い

会話の内容どうとかよりも、まずヴィレムの口の利き方に怒る一位技官。しかし、すぐに態度を改め謝罪した無礼なヴィレムを許してあげました。心の広い一位技官。

ここで一位技官殿のお言葉の中で

「サクシフラガの調査隊は大規模な人間族の遺跡に向かっていた。その成果である遺物は非常に多く持ち帰るには大型船が必要なのだ。」

との事なんですが、例えばもし、今突然の核戦争で人類が滅び、その後人間ではない何かが文明を作り上げた時にたまたま偶然集合住宅地が残っていたら。やっぱり人間族の大規模な遺跡とか言われるんですかね?なんか不思議。

『護衛に付けた2振りの剣には命がけで頑張ってもらわねばならない』というような事をおっしゃった一位技官殿。静かなヴィレムの怒りに触れます。この人怖い。

「しるしなしの表情はわかりにくいな・・・。」

と困り顔の一位(略)というか、そもそも全然外見の違うヴィレムに対してこの世界の住人はどんな感情を持っているんですかね?『まぁそんな人もいるよね』くらいのレベルなんですかね?

視聴者目線で見る限り、俺の現在の常識で考えればブタとゴブリンの間にも越えられない壁が存在するのですが、その辺どうなんでしょうか。

あと、この偉い人はゴブリンなの?同じ犬でもチワワと柴犬の違い。みたいなのがあるんですかね。個人的にはたれ耳が好きなのでグリッグよりは一位技官殿の方が好みです。

偉い人に調査資料を渡されるヴィレム。英語と他の言葉の混ざったタイトル。先週の話の中であったようにこの本のタイトルは『人間族の言葉』という認識でいいんでしょうかね。

その資料の中にダグウェポンを発見。それを見て何か思いついたヴィレムは、一位技官殿にあるお願いをしました。

そうして1つ、心を許す

一位技官殿の所へ来たのはどうやらヴィレム1人だけではなかったようです。ちゃっかりクトリも一緒でした。

「遅い遅い!」

と嬉しそうに言うクトリ。なんて事無い日常の1シーン。注文していたケーキを食べて、デートへと向かいます。

美味しそう

このシーンは良いシーンですよね。これまで人前で甘い物を食べなかったクトリが、堂々と美味しそうに恥ずかしがらずにケーキを食べるシーン。それだけ心を許す相手だ。という事でしょう。

「なんだか楽しそうだな。」

「君と2人きりで外を歩くなんて滅多にないしね。・・・ん?ていうか、一度もなかったっけ。」

・・・あったよ!ありましたよ!だってお前・・・。じゃあその帽子はどこで・・・。壊れゆく日常。

その後の買い物(デート)は何事も無く。途中ケーキ屋さんで新婚に間違えられて大喜びのクトリ。

買い物終わってベンチでくつろぐ2人。これでもか!というくらいのイチャイチャした会話を聞く事になりますが、幸せ度が上がれば上がる程謎の隠しパラメーターが上がっていく予感しかしない。

そして少し真面目な話ムードに。

「妖精兵を一人地上へ送れと言われた。ネフレンを送ることにした。ついでに俺も一緒に行く。」

これ、たぶん凄い重要なセリフなんじゃないかと思うんですよね。

どうしてそう思うか?は感想にでも書くとして、真面目な話は続きます。

「地上で見つかったある剣が気になってな。ラピデムシビルスっていう剣で、確か心身のコンディションを最善に保つ。っていう特質能力があるはずだ。」

なにそれ凄い欲しい。

クトリの体調を心から心配している様子のヴィレム。自分の身に起こり始めている異変を隠しながらも、心配されている事は嬉しいのか複雑な表情のクトリ。

ここで『クトリも一緒に行く行かない』で痴話喧嘩が始まります。今無理すんなって言ったじゃないか!

そもそもそんな申請通るわけねぇよ!と、跳ね除けようとするヴィレムでしたが・・・。

正妻を通り越して

申請はバッチリ通りました。どうやら、士官殿は戦地に愛人を秘書として連れて行く事があるようで、クトリもヴィレムの『秘書という名の愛人枠』で採用決定です!

生意気なスケベ小僧(ストライクゾーン低目)と思われた瞬間

愛人枠でもまんざらでもなさそうなクトリ。もうアレだろ?一緒にいれたらなんでもいいんだろ?

「まぁよしとするか。お前と離れたくねぇのは、俺も同じだしな。」

愛の剛速球。この、鈍感でも優柔不断でもなくちゃんと気持ちを出すところが、この作品の好きなところです。

「ねぇそれ、すごく嬉しいけどプロポーズとかじゃないんだよね?」

「当然だ。」

この後に『するならもっとちゃんとするさ』とでも言い出しそうな空気で。

そしてアイキャッチ。前回はシルエットだったのが、今回はクトリの絵に。

肉掛け布団と朝まで一緒

またしても料理のシーン。

ヴィレムに言われたセリフをかみ締め嬉しそうなクトリ。またしてもコショウを探しますが、今度はビンにラベルを貼って解決しました。

もう書かないと覚えられないという事でもありますが。俺の場合も最近はそういう感じになってきましたが、俺のそれとは違う。

資料室でネフレンと一緒に朝まで調べ物をしていたヴィレム。

めちゃくちゃ調べ物した

「痛い」

と言って頭を押さえるネフレンに対して、大丈夫か?よりも先に

「暖かいと思ったら毛布はお前か。」

とさわやかな笑顔のヴィレム。お前はアレか。最近の幼女や少女に囲まれた生活のせいで何か大切な感覚がマヒしてないか。

クトリの侵食を止める可能性があるかも知れない『ラピデムシビルス』というダグウェポンについて朝まで調べてた。という事を知ったアイセア。

「実は脈ありだったりしてたっすかあの子?」

そんな問いにヴィレムは。

「脈なら最初からばくばく打ってるさ。多少若かろうが、可愛い女に好かれて動じない男がいるかよ。」

自分の気持ちをあやふやにしないヴィレムかっこいい。

遊び過ぎて帰らないのとても寂しいわ

「ネフレンと寝てたんですって~!」

と食堂で激怒のクトリ。その言い方よ。

すげぇ怒られた

「大人と子供が一緒に寝てたところで、何の問題があるんだよ。」

・・・あるんじゃない?

「まぁ、ネフレンが勝手に入り込んだろうな~。・・・とは思うけど。」

たぶん、クトリの想像は『ヴィレムの布団でネフレンと一緒に寝た』というイメージなんだと思うんですよね。

「当たり前だ。」

・・・それ微妙にウソですよね?入り込んだんじゃなくて、最初から一緒にいたんですよね・・・?

実際は、一緒に朝まで調べ物をしてての寝落ちですからね。『入り込んだ』はまったく見当違いです。が、この男は動揺せずに真顔で目を見てウソを言えるタイプの悪い男だ(褒め言葉)

このシーンで思うところは、ヴィレムがご飯を食べ終わるまではとりあえず我慢してたんだな。というところ。細かい部分ですがクトリの優しさを感じます。

指差しが可愛い

「ナイグラートだったらどうしてた?」

「2秒で窓から捨ててた」

「・・・じゃあ、私だったら?」

こんなもん、画面に選択肢表示してくれないと選べないよ!自由解答とか無理ですよ!

「・・・追い出すに決まってるだろうが。」

ウソだっ・・・!絶対にウソだっ・・・!夜中急に枕持って1人でクトリが部屋に尋ねてきて

「今日はキミと一緒に寝たい・・・。」

とか言ってきたら!お前はっ・・・!!

恋愛の鬼

ナイグラートとの会話中に『どうもクトリの様子がおかしい』と相談するヴィレム。

八重歯好きなのでナイグラート鬼可愛い

相談を聞いて爆笑するナイグラート。ナイグラート自身の本音が少し見え隠れするようなしないような、不思議な会話でした。

こういうタイプのお姉さんに翻弄されて生きていきたい。

きっと結構本気だったナイグラートの話を『聞かなかった事に』したヴィレム。ヒドイ。

今というほうき星、キミと2人追いかけてる

妖精倉庫の空には流星群が。

ここで、ヴィレムと距離を計りながら手を繋ぎたいクトリ。でも勇気が・・・!

イケメンの仕業

モジモジするクトリの手を、ヴィレムが握ります。くっは~~~~~!甘酸っぱいですよ!なんだこれモシャモシャする!!

最近流行りの『自分からは何もしないけど周りの女子からアプローチしてくるからしょうがないから八方美人で流されまくってハーレム主人公(自主性無し)』とかいうのとは違いますよね!こう、俺こういうのが好きなんですよ!

しかし・・・。こんな甘酸っぱい青春模様も、長くは続きませんでした。

屋上に生えたポールによじ登り、ポールが折れて落下する幼女。確かキミは・・・。

落ちる系女子

こんな大惨事を引き起こした子では・・・?

とっさに助けようとして、以前の『秘奥義』を発動させるヴィレム。しかし、それよりも先に羽を生やしたクトリが幼女を助けます。

なんとかギリギリ間に合い、幼女は無事でした。

が・・・。

クトリはこの子の名前を思い出せません。ちなみにアルミタといいます。助けに行く直前では名前を叫んでいたのに、助けた直後はもう思い出せなくなりました。

内臓やら骨やらズタボロ系主人公と、完全燃焼直前の記憶障害ヒロイン。悲しい属性てんこ盛り。明日はどっちだ。

入浴シーン・・・。が!

アルミタと一緒にお風呂に入るクトリ。これはサービスシーンか!

と思いきや、鏡を見たクトリは呆然と立ち尽くします。

 

赤い髪の少女

 

 

こちらを見ている

 

というカットインが発生後・・・。

髪が赤く・・・。

今週はここで終わり。

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