【サクラクエスト】12話『夜明けのギルド』感想 正直、今までの苦労が実り始めてるチュパ
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はい!そんなわけで、今回の記事は『サクラクエスト』の12話になります!
先月残業しまくったおかげで、自分でも衝撃の給料になりました。かなり嬉しい。
前回のあらすじ
どんと恋間野山も後半戦。悲しいくらい微妙な間野山男子に果たして勝機はあるのか!?
間野山に伝わる龍の伝承と、謎の大男の怪!
せっかちな人に3行で12話を説明
チュパカブラ王国建国20周年建国祭が開催される事に
さらにTVの密着取材やバンドグループのライブまで開催される事に
果たして建国祭は上手くいくのか
12話内容
8月27日はどうやらチュパカブラ王国の建国記念日のようです。そして、あと1ヵ月後にせまったチュパカブラ王国の建国20周年祭。
手書きの温かみ
間野山ではここ数年で一番大きなイベント。由乃達の町おこし活動の集大成!というわけで気合も入ります。
改めて気合を入れる国王達。そんな国王達の前に、あの木春由乃の名曲『はじまりはいつもミステイク』を大音量で流しながら例の車で丑松会長が登場。
いぃぃつぅぅもぉぉぉミステェェイク!!
「おはチュパ。大事なお客さんが来たカブラ」
謎の語尾で喋る会長。なんで急に変なキャラ付けを・・・。と思ったら、どうやら大事なお客さんとはTVの人達でした。こちらもお馴染北陸きときとテレビの方々でした。
どうやら、北陸きときとテレビの人気番組『放熱山脈』でチュパカブラ王国の・・・というか、国王達の密着取材を行いたいと。
『町おこしガールズ150日間の奮闘(仮)』
だそうです。正直、TVとは相性が悪いので果たしてどうなる事やら・・・。最終的になぜか町おこしガールズが巨大な敵と戦う話とかになったりしないか心配。
20周年の建国祭が、人気番組の密着取材付きになるとあって、気合の入る王国の人達。
だんないよ!!
「よぉし!来場目標は6000人じゃチュパぁぁ!」
6000人ってのは王宮の年間来場者数だそうです。あんな王宮に1日平均15人くらい人が来るのかと思うと正直驚きです。
密着開始
そんなわけで始まった密着取材。普段と違う環境に、一同は浮かれっぱなしです。
ホワイトボードにも普通の事しか書いてない
案外ノリノリでミーハーなしおりが印象深いです。あまりにふわふわしているので、セミプロの真希からダメ出しが。
王宮前で業者っぽい人と打ち合わせをする真希の前に、サンダルさんが登場。
「信じれば夢は叶います。ドリームズカムトゥルー。それを作れば彼は来る・・・」
正直、サンダルさんが何言ってるかわからなくて、でも何か意味のある事を言ってるような気がしたのでコノセリフについて調べました。元ネタは『フィールド・オブ・ドリームス』という1989年の映画のセリフでした。
フィールド・オブ・ドリームスってどんな映画?
アイオワ州の田舎町に住むレイ・キンセラは農業でなんとか家計をやりくりする、一見普通の貧乏農家。ただ、若い頃に父親と口論の末に家を飛び出し、以来生涯に一度も父の顔を見る事も、口をきく事すらもなかった事を心の隅で悔やんでいる。
ある日の夕方、彼はトウモロコシ畑を歩いているとふと謎の声(”If you build it, he will come.” = 「それを造れば、彼が来る」)を耳にする。その言葉から強い力を感じ取った彼は家族の支持のもと、周囲の人々があざ笑うのをよそに、何かに取り憑かれたように生活の糧であるトウモロコシ畑を切り開き、小さな野球場を造り上げる。
その後しばらく何も起きなかったが、ある日の晩、娘が夕闇に動く人影を球場にみつける。そこにいたのは“ブラックソックス事件”で球界を永久追放され、失意のうちに生涯を終えた“シューレス”ジョー・ジャクソンだった。 wikiより
だそうです。俺見た事ないですが、ちょっと気になってきました。
そこから、大臣達を各自取材するテレビの人達。
女優について、今の自分について少し話す真希。意識高い風を装って喋るも、セミに邪魔されたりスーパーでオッサン臭い買い物しかしないところを撮られる早苗。
ここへ来て初めてハッキリ金の問題と向き合ってるところを見たような気がします。しおりちゃん厳しい。
「そんな金饅頭でも売ればあっという間じゃろ。ほれ。あんたらもどうじゃ?チュパカブラ饅頭デラーーックス!」
「それが売れないから困ってるんですよぉ!」
こっそり美味しくない方の饅頭を薦める丑松会長。
千登勢さんも参戦
おりべ和菓子にも取材がやってきました。
TV向けの位置で会話する2人
「そもそもあんな王国の記念日なんかどうでもいいんだけどねぇ。」
個人的には実は間野山1の常識人だと思っている千登勢さん。今回も一応否定的な立場から入りますが、そこを凛々が説得。
これまでどっちかと言えば千登勢さんの言いなりというか反抗しなかった凛々ですが、自分の気持ちをハッキリ言い切りました。
孫娘の成長を感じ取った千登勢さんは商店会で話し合ってくれる事に。
「いまのとこ、ちゃんと使っておくれよ!」
デレ成分が段々増えてきて、正統派ヒロインの色が濃くなってきました。これはもう千登勢ENDしかない。
最終話近辺で、崩壊する王宮から由乃をかばってガレキの下敷きになり、重症を負う千登勢さん。
「私の事はいいから早く逃げな!町を変えるのは、若者バカ者よそ者・・・。なんだろう?国王さん。あんたが逃げ延びないでどうするんだい!・・・凛々子をよろしくたのんだよ・・・。」
「千登勢さ~~~~~ん!!」
とか、そういう展開になるに違いないよ。
めっちゃ早口で言う
単独インタビューを受ける凛々。
謎の作業中
「織部さんの役職はうま大臣だそうですが・・・。馬がお好きなんですか?」
この質問が凛々の心に火をつけました。
「馬じゃありません、UMA。日本人の作った造語で正式にはクリプティッドといいますけど私はUMAという響きが割と好きです。今興味があるのはモスマン。蛾人間の体の構造はおそらく、昆虫と哺乳類の消化器か」
普段の1.5倍の早さで饒舌になる凛々。この話を聞いてる時の雨宮さんの無表情さがたまりません。現状、唯一の初期構想『オシャカルト推し』を忘れない素晴らしい人材ですが、時代がまだ彼女に追いついていないようです。
モスマンてなに?
地元の住人はこのUMAを単に「バード(鳥)」と呼んでいたが、一般にはマスコミを通じて広まった「モスマン(蛾人間)」という名のほうが有名である。
体長は約2m。腕はなく、背中に大きな翼を持つ。その翼をはばたかせる事なく、自動車よりも速く飛行する。目撃者の多くは、モスマンを一瞬しか見ておらず、モスマンの顔はあまり詳細まで覚えてはいないが、目がギラギラと赤く輝き、目と目の間隔が大きく開いていることだけは、多くの目撃者の証言が一致している。ネズミやコウモリに似た「キィキィ」という鳴き声を発したという証言もある。
「第一発見者」とされる女性によると、彼女が車で時速160kmで逃走した際、モスマンは同等の速度で追ってきたという。また、彼女はTV番組のインタビューの際、「モスマンはフライング・ヒューマノイドに似ているような気がする」と述べている。 wikiより
だそうです。また俺の脳の中の『もう一生使わない引き出し』の中身が埋まった。
根本にして究極
1日終わって打ち上げの国王達。よろこぶそうめんも出てきました。ここで、雨宮さんが爆弾発言。
「正直、国王の扱いをどうしようかと思いまして」
普通って言われた
「就職活動に落ちまくって人違いで国王になった・・・。掴みはいいんですけどね。正直、もっと視聴者が感動する要素が欲しいんです」
そ、そんな事ないぞ!ゆるきゃらグランプリでカブラとチュパカブラの合成魔獣を鎖で繋いで引きずって演説したりとか、体感型流しそうめんで体張ったりとか、結構色々やってきたやないか!
コンプレックスを突かれしょげる由乃。
王宮でしょんぼりする由乃を励ます大臣達。
「あんな言い方無いよね・・・。由乃ちゃんは十分普通じゃないよ!」
ですよね!だんないですよね!
そして、ここで改めて由乃がチュパカブラ王国の10万人目の来場者であった事を知る大臣達。
会長が若い
設定としては誰が誰だか決まっていると思うんですが、わかります?丑松会長と高見沢王子はわかりますが、後は・・・。この中に若い千登勢さんもいるのでしょうか?
結構感動的な属性持ってるじゃないの!と盛り上がりますが、会長が盛り上がり過ぎそうなのでめんどくさいから黙っておく事にしました。
金は命より重い
建国祭の目玉企画である『間野山クイズ大会』を行うだけの予算が無い事が問題に。
優勝商品がかなり豪華
先立つ物が無いと、夢見るベッドも没収されます。現実の厳しさを目の当たりに。
しかし、そんな国王達に朗報が!なんと、あの人気バンド『プトレマイオス』がライブを開催してくれる事に!!
プトレマイオスって?
クラウディオス・プトレマイオス(ギリシア語: Κλαύδιος Πτολεμαῖος, ラテン語: Claudius Ptolemaeus, 83年頃 – 168年頃)は、数学、天文学、占星学、音楽学、光学、地理学、地図製作学など幅広い分野にわたる業績を残した古代ローマの学者。エジプトのアレクサンドリアで活躍した。 wikiより
だそうです!凄い!超カリスマ!!彼は天動説を唱えましたが、最初に唱えたのは別に彼ではないようです。
そんなプトレマイオスが、間野山でライブを開催すると。雨宮さんの学生時代のコネを使って実現した夢の企画!正直凄い!
確実に伝染していく『間野山正直病』たぶんあと3話後くらいにはもうみんな正直になってると思うよ正直。
職員達の煮え切らない態度にヒートアップする雨宮さん。
「でもだけど、でもだけど・・・。戦わない奴らはみんな否定から入る。だから間野山はいつまでたってもしみったれたど田舎なんですよ!」
熱い!でも、だけど、そんな事言って勢いで家燃やされたりした経験があるんですよ!あんたらいっつもそんな事言って利用するじゃないか!!
あまりに美味しい話過ぎて疑ってしまいますよ。そして、事前にTVで宣伝も行いました。
綺麗な並び
最初から比べたらだいぶ堂々としてきた由乃が素晴らしいですね。個人的には女子の右から2番目の子がいいですが。いいですか?
そして、自分達の立ち上げたメインの企画『クイズ大会』の予算。これを獲得するために、商店会と直接交渉する事にする由乃。
交渉
大臣達の服は凝ってるのに男性陣はいつも同じ
資金の援助をしてもらうために商店会と会合を開く由乃達。段々知ってる顔が増えてきました。
とにかくまぁ、王国側が直面している問題は『人と金が足りない』という事。なんだ。全部ダメなんじゃないか。という感じですが、なんとかしないといけない。
こういう本当によくあるタイプの問題でつまずくのは素晴らしい部分だと思います。やはりお金が絡むとあって、否定的な立ち位置の商店&青年会。
『足りないなら出来る範囲でやったら?』『観光客が増えても本屋も畳屋も儲からない』・・・。
その地域に住む人のド正論。こういう場で『誰が正しいか』を基準に結論を出そうとすると、それぞれの正義があるので折り合いがつかなくなりますね。
ただ、1次としては本屋も畳屋も儲かりませんが、儲かった飲食系の人達が本や畳を買う可能性はあるわけで、そういう事も考えて商売しないといけません。地元だけで回しても総量が同じなら生活は向上しない。
しかし、ここで、これまで頑張って作ってきた縁が国王達を支えてくれます。
まず熊野さん。アンジェリカさん。一志さんと辰男さん。そして、大御所千登勢さんまでもが・・・。
「でもさすがに全額負担というのは・・・。」
「商店会の積み立て金があるじゃないか!こういう時に使わないでいつ使うのさ!」
この一言に周りも動きます。青年会は、金は出せないが人手を出す事に。
この場で笑顔ってあんまり無かった
毎回謝罪というか負の方向でこの場に来ているような気がするので、丸く収まったのは見ている方としても気分がいいです。保守派だった人達にも少しずつ認められている感じですね。
いよいよ前日
新旧国王の雑談。
中身が似てると思う
「はじまりはミステイクじゃったが・・・。お主は、ようやっとる。国王の名に恥じぬ働きじゃチュパ。」
「ありがたきお言葉・・・カブラ。」
人違いでやってきた就活失敗女子が、たった150日で人気バンドのライブを開催(無料)する事になるんですから、想像以上の働きですよね。俺だったら絶対こんな事出来ない。
丑松会長は変な饅頭作ったり木彫りのチュパカブラ作ったりで赤字ばっかり増やしたわけで・・・。
そして夜。
「由乃起きて!なんか大変な事になってる!!」
ライブの前入り客がたくさんいました。
「すごい・・・凄いよ!」
いよいよ明日となった建国祭。来週へ続く。
次ページからは感想!
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