【終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?】最終話『世界で一番幸せな女の子』 感想 叶わない叶わない気付いてるだけどね。捧げるんだ祈りを。
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はい!そんなわけで、今回は『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』の最終話です!
前回のあらすじ
ティメレの大群に襲われる船内。確実に近づく死の足音。
せっかちな人に3行で最終話を説明
いよいよ物語は1話冒頭へ
エルクに頼み、もう1度だけ戻ってくる事が出来たクトリ
そしてついに物語は終わりを迎える
最終話内容
クトリを守れなかった事により、自暴自棄になるヴィレム。壮絶な八つ当たりの開始です。船内にいるティメレを素手で撲殺。
めっちゃ強い
「ごめんな。ご無沙汰すぎて、もう顔と名前が一致しねぇんだわ。」
フラッシュバックする過去。
(俺は何も守れなかった。手の中にあったものは、もう全部零れ落ちた。今更こんなことをしても何もならないと、思い知ったはずなのに・・・。)
確実に船内に浸入してくるティメレの大群。ヴィレムだけでなくネフレンも必死で戦いますが、すでに目の色が赤くなっており、もはや限界も近そうです。
甲板ではラーンが空中戦を繰り広げていました。体も剣の調子も好調でこれなら・・・。と思ったところでティメレの触手に捕まってしまいます。
食べられそうに
しかし、このピンチをヴィレムに救われます。妖精達が命削って剣で戦ってるのに、同じ敵を素手で圧倒するヴィレム。でもこの身体能力もきっと何かを犠牲にしているのでしょう。
満身創痍の体でラーンを救出したものの、歩き出してすぐ気を失うヴィレム。
一方、船内ではノフトがまだ無事に戦っていました。しかしこちらも軽くないダメージを負っているようです。
人の限界まで強くなった
ラーンの膝枕で目を覚ますヴィレム。『どうしてそんなに強いのか』の理由を少しだけラーンに語ります。
元勇者だそうです
「俺の届いた程度の強さじゃ、誰の手もつかめなかった。アルも・・・。リーリァも・・・。クトリも・・・。」
ダメージの大きいラーンを置いて、1人また戦地へと赴くヴィレム。
「それでもきっと、あなたの存在はクトリにとって、救いだったはずです・・・。」
ラーンもまた、戦地へと戻っていきました。
その様子を謎の空間でエルクと視聴するクトリ。
「・・・ねぇ。お願いがあるの。」
「ダメ!」
『今度戻ったら思い出や大事な気持ちも消えてしまう』とクトリを止めるエルク。
「それはやだな・・・。でもね?このまま終わるのは、消えちゃうよりももっっと嫌なんだ。」
今週のアイキャッチ
綺麗になったアイキャッチ。果たしてハッピーなのかバッドなのか。
再び船内
ティメレと戦うネフレン。しかしこちらももう限界が近い。
漂う悲壮感
もはや手足がいう事をきかなくなってきており、ついに倒れ、痙攣しはじめるネフレン。飛空挺のモーター部分?にティメレが取り付き、急激に落ちていく船。ノフトが必死の抵抗を見せますが、敵もなかなかしぶとい。
船は大きく傾き、割れた船体から滑り落ちそうになるネフレン。これを見たカエルがネフレンを助けに行こうとしますが・・・。
「駄目・・・。近寄っちゃ駄目!もうじき、門が開く。もう・・・。抑えきれない・・・。」
そう言って、船から落ちていくネフレン・・・。
しかし!そこをヴィレムがキャッチ。ギリギリのところでなんとか間に合いました。
そして・・・。ついに、クトリが目を覚ましました。
結構ホラー
いよいよ舞台は1話冒頭へと向かっていきます。
ネフレンまでもが・・・。
なんとかしてネフレンを助けようとするヴィレム。しかし、もはやネフレンは限界。このままではネフレンは門を開き飛空艇もろとも自爆してしまうようです。
綺麗だけど赤い目
「ヴィレム。助けるっていうのは、私達レプラカーンの役目だから。それに、ヴィレムは、もう私達を助けてくれたから。だから、もう大丈夫。」
そう言って微笑むと、自ら手を離し地上へと・・・。
「冗談じゃ・・・。冗談じゃねぇぇぇ!!!」
ネフレンを助けるために、自身も地上へ向かってダイブするヴィレム。
一方、満身創痍でもはや動けないノフト。そこへ、クトリがやってきます。落ちていたノフトの剣を持って歩き出すクトリ。
「お。おい・・・。バカ・・・!お前・・・。起きられたんなら、さっさとどっかへ隠れてろよ・・・。クトリぃぃ!」
純愛系ヒロインの最終話の姿
その目にもはや生気はありません。あんなにヒロインだったのに、最終話でレイプ目とは・・・。
「しょうがないな・・・。もう・・・。」
そう言って歩くクトリ。
「やめろぉクトリ!行くな!!お前の分は、私達が戦う!だから、戦わなくてよくなったなら、もう戦うなよ!幸せになれるようになったなら、ちゃんと、幸せになれよ!そうでないと・・・。私達が納得できねぇよ!!」
レプラカーンは、命に対して執着がない。というのが特徴だったはずなのですが、他人の幸せを思いやったり、自分以外の命の重さについてはよくわかるのでしょうか。
命の方が大切。という価値観は理解出来なくとも、クトリの幸せについて祈ったり出来るノフト。いい奴です。
「ごめん・・・。私もう、絶対に幸せになんかなれないんだ。だって、気付いちゃったから。私、もう、とっくに幸せだったんだって。」
そして、クトリの髪の色が全て赤に変わり、自ら地上へと落ちていくクトリ。俺見た事あるよこのシーン。
落ちていく途中。
くとり。がんばれ
応援幼女
エルクはいい子なのか悪い子なのかわかりませんね。
大きく綺麗な羽を出し、地面に激突寸前であったヴィレムを助けるクトリ。
間に合った
地上にいた大量のティメレ達と戦うクトリ。
「いつまでも、一緒にいるよと誓った。誓えた事が、幸せだった」
「いつまでも、一緒にいると誓った。誓えた事が、安らぎだった」
「この人の事が、好きだなと思った」
「こいつの事が、大切だと思った」
「思えた事が、幸せだった」
「思えた事が、喜びだった」
「幸せにしてやるよ。と言ってもらえた」
「幸せにしてやる。と言ってやれた」
「言ってもらえた事が、幸せだった」
「言えた事で、満たされていた」
「こんなにもたくさんの幸せを、あの人に分けてもらえた」
「こんなにも色々な物を、こいつから受け取っていた・・・。なのに、俺は・・・」
「だからきっと、今の私は、誰がなんと言おうと・・・。世界一幸せな女の子だ!」
そして・・・。
ついに、勢いに負け串刺しになるクトリ。大きな羽を開き、周りを全て吹き飛ばす爆発を・・・。
周りに何もいなくなった荒野。傷つきながらもヴィレムのところへやってきたクトリ。
「・・・ヴィレム。・・・ありがとう。」
「・・・ばかやろう・・・。」
こうして、クトリの物語は終わりをむかえました。
エピローグ
後日。部屋に飾られた写真を眺めるライムスキン。
クトリはともかく、ネフレンまでも死んだかのような感じです。ヴィレムの消息も今のところ不明。
ノフトとラーンは病室に。どうやら2人は無事だったようです。
妖精倉庫の方は、クトリがいなくなってその悲しみを乗り越えるために頑張ろうとする次世代の妖精達。
そして、髪を切ったナイグラートと1人残されてしまったアイセア。
個人的にここが結構グっとくるシーンでした。
場面は変わり、僕っ子大賢者が鼓動探知でヴィレムを調べるも、反応が・・・あった?
最後に、謎の赤ん坊を取り上げるシーンですかすか終わり!
次ページから感想です!
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