【ラノベレビュー】この素晴らしい世界に祝福を!2巻 ~中二病でも魔女がしたい!~

相変わらずアクセス数の多いこのすばの記事。特に検索で多いのが『このすば 原作 最終回』というフレーズです。

この書籍版の原作というのはまだ続刊で終わっていませんが、いわゆる『なろう版』というのはちゃんと完結しています。

世間が知りたいのはそこの最終回の事でしょうかね?一応読んだ事あるのでどんな内容かは知っているのですが、色々あって今のままではなろう版と書籍版が同じ結末にはならないはずです。今のところね。

なろう版も、なろうでは公開が終了していますが、調べれば読めなくもない事もないかと思いますが、凄く需要があればそのうちそんな話も書けたらなぁと思わないでもないです。

というわけで今回の記事は『この素晴らしい世界に祝福を!2巻 ~中二秒でも魔女がしたい!~』の紹介です!

プロローグ

「佐藤和真さん・・・。ようこそ死後の世界へ。私は、あなたに新しい道を案内する女神、エリス。この世界でのあなたの人生は終わったのです。」

突如カズマが死後の世界にいるところから話は始まります。どうしてカズマは死んでしまったのか?

なるほど。俺はまた死んだのか。俺は大嫌いだと思っていたあの世界の事が、案外気に入っていたらしい。

この真の仲間達とトレードを!

雪精討伐!

前回ヴェルディア討伐で作った借金の返済に追われるカズマ。これ以上寒い冬を馬小屋で寝泊りして過ごすと死んでしまう!!

他の冒険者達は前回の報酬金で懐が暖かいために働かず、そのためクエストは選び放題なのですが、カズマはその中から『雪精討伐クエスト』を選びました。どうやら雪精はとても弱いモンスターだそうですが、1匹の討伐報酬がなんと10万エリス!!こんな美味しいクエストがあるのかと大喜びで受けるカズマだったが・・・。

雪精討伐クエスト中に、日本から来たチート持ち冒険者によって生み出された恐ろしいモンスター『冬将軍』にクビを飛ばされたカズマ。

蘇生は1度限りなので、もう異世界には戻れないそう。エリス様によって今度は日本での恵まれた生活に戻される事になりそうでしたが、アクアのおかげであのろくでもない世界でもう少し頑張っていける事になりました。

仲間交換

冬将軍にクビを飛ばされ生き返ってから数日後。カズマは、ギルドで他の冒険者にからまれました。

「おいおい、何か言い返せよ最弱職。ったく、いい女を三人も引き連れて、ハーレム気取りか?しかも全員上級職ときてやがる。さぞかし毎日、このお姉ちゃん達相手に良い思いしてんだろうなぁ?」

と。これに対してカズマはブチギレ。カズマにからんできた『ダスト』という名前の冒険者とパーティーを交換する事になりました。

新たなメンバーとコブリン討伐に向かうカズマ。そこでセコイ(褒め言葉)戦術で大活躍します。順調にクエストをこなすカズマ達でしたが、そこになんと、凶悪な『初心者殺し』というモンスターが出現!!

しかしこれもまたカズマの機転で撃退。パーティー全員上機嫌でギルドに報告に向かうと、そこにいたのは・・・。

ポンコツ3人組にヒドイ目に合わされたダストでした。

突然何も無い草原に爆裂魔法をぶっ放し、倒れて何も出来なくなった頭のおかしい子。その爆音を聞きつけてやってきた初心者殺しに鎧も着てないのに突っ込んで行くドM。

どうやらダストに素晴らしい仲間達を理解してもらえたようでした。

この迷宮の主に安らぎを!

キールダンジョンへ

これまでの戦闘の経験でそこそこレベルの上がったカズマは、冒険者として様々なスキルを会得。それを使ってソロでダンジョンの探索が出来ないか試してみる事にしました。

街から歩いて半日ほど。駆け出し冒険者の初めてのダンジョン探索の場所として有名な『キールのダンジョン』へと向かいました。

最初はソロでダンジョン探索の予定だったのに、なぜか無理やり着いてきたアクアと共にダンジョン探索。

やたらとたくさん寄ってくるアンデッドを撃退しながら探索しますが、さすが初心者向けだけあってダンジョン内にはとくに何もありません。

しかし、そのダンジョンの中でリッチーと化したキールと出会いました。

キールの身の上

なんでも、キールはその昔偶然街で見かけた貴族令嬢にひと目ぼれし、その令嬢をさらって逃げた悪い魔法使いだとか。

惚れた令嬢は、王様のご機嫌取りのため妾として差し出され、でも王様にも可愛がられずさらに正室や他の妾とも折り合いが合わず虐げられていたよう。

だったら、要らないんだったら俺にくれよ。

と、令嬢をさらいプロポーズ。愛の逃避行をしながら王国軍と戦っていたという。キールは令嬢を守るために重症を負い、しかし彼女を守り抜くため人間である事を辞めてリッチーに。

そしてその逃走劇の果てについにこのダンジョンで令嬢は最後を向かえたのだと。

そんなキールは、アクアに浄化を願います。その願いを叶え、キールを浄化するアクア。

キール達の話を聞きしんみりした気分でダンジョンの帰り道を行く2人。

しかしその道中で、実はアンデッドが寄ってくるのはアクアの体質のせいである事が判明。アクアはダンジョンに置き去りにされ、またしても心に深いトラウマを負う事になりました。