【漫画レビュー】金田一少年の事件簿外伝 犯人達の事件簿 1巻

2018年6月24日

今回紹介する漫画は、金田一少年の事件簿外伝 犯人達の事件簿です!

いわゆるスピンオフ物です。主役になるのは金田一少年ではなく、犯人達です。

殺人事件を起こした犯人達は、果たしてどういう心理だったのか・・・?

というギャグ漫画です。いかにトリックの数々が無茶振りか!?とか、そういう内容です。

漫画を描いているのは本家の方ではありませんが、初期の頃の金田一に寄せて描いている絵柄はなかなか似ています。

あと、主役は犯人ですので当然ですが原作に対する激しいネタバレを含みます。

なのでネタバレが気になる方は・・・そんな人いるのかどうかわかりませんが、読まない方がいいかもしれません。

1巻には全部で4つの事件の話が収録されています。

本当は各話ごとに紹介しようと思ったのですが、あんまりここで話を明かしても面白くないので一番最初のエピソードである『オペラ座館殺人事件』について紹介したいと思います。

オペラ座館殺人事件 1

まず最初の話は原作での最初の事件である『オペラ座館殺人事件』から始まります。

孤島にあるリゾートホテルオペラ座館にやってきた、犯人の有森。まずここで最初の試練が彼を襲います。

なんかもう正直原作がどんな展開だったのか忘れんですがこれから起こす連続殺人事件のためにまずは変装してホテルにチェクインする必要がある有森。

果たしてこんな怪しい格好でチェックインできるのか!?

『包帯でグルグル巻きというのはツッコミにくいデリケートな空気が出る』というのを利用し、なんとかチェックイン出来た有森。

殺人への準備の第一段階は完了です。あとはこの計画の中にうっかり名探偵でも登場しなければ完璧な計画のはずだ・・・!!

しかし、そこにひょっこり金田一という名探偵の孫を名乗る謎の少年がっ・・・!

まさかの名探偵の孫登場に、計画の断念を考える有森。

孫ならあるいはっ・・・!!

オペラ座館殺人事件 2

まず、第一の殺人のターゲットである日高織絵殺害の準備を始める有森。

これから有森は、自分の犯した殺人を見て驚きとまどう演技をしなければいけません。

しかし当然これは難しい。大変な演技力を要求されます。

これから有森が行う事

・タイマーセットされた悲鳴のテープを聞いて飛び出し外へ
・島から出られないようクルーザーを流す
・本物の悲鳴を隠すためにベルを鳴らし
・照明のワイヤーを切って日高を殺害
・舞台の緞帳を上げる

しかしなんとか全てを実行する事に成功しました。完全犯罪に向けて確実に進んでいく有森。

あとはうっかりここに殺人課の刑事でも出てこない限りは完璧のはずだっ・・・!!

しかもこの後、例の名探偵の孫にトリックの粗を暴露され恥ずかしい思いをする事になった有森。

なんという覚醒遺伝・・・!!!

オペラ座館殺人事件 それから

その後も、様々なアクシデントや困難が有森を襲います。

第2の殺人であるワイヤーでの首吊りトリックのためにSASUKEAばりの高難易度のミッションに挑戦してみたり。

予定外の殺人を犯してしまいどうみても撲殺なのにとりあえず風呂に入れて無理やり水死に見せかけてみたり。

しかしここで折れる有森ではありません。

さぁ果たして有森はどうなってしまうのか!!

気になる人は読んでみよう!

次ページからは他の事件を簡単に説明するよ!