【ラノベレビュー】この素晴らしい世界に祝福を!2巻 ~中二病でも魔女がしたい!~

この理不尽な要塞に終焔を!

機動要塞デストロイヤー襲来!

屋敷に張られたアクアの結界にかかったサキュバスを逃がしたカズマ。それからしばらくして、街に機動要塞デストロイヤーがやってきました!

なんでもこのデストロイヤーは、それが通った後にはアクシズ教徒以外は草も残らないと言われる恐ろしい要塞だそうです。

めぐみんの魔法でどうにかしようにも、強力な魔法の結界が張られていてそれも難しいようです。

ここは諦めるしかないのか。もはや打つ手は無いのかっ・・・!

しかし!この街にはサキュバスのお姉さん達の素晴らしいお店がある!この街を失うわけにはいかない!!

駆け出し冒険者の街の男は命がけで戦う覚悟を決めました。

デストロイヤーの特徴

・妙に子供に人気がある
・魔王軍用の兵器として魔道技術大国『ノイズ』で造られた超大型のゴーレム
・クモのような外見で大きさは小さな城くらい
・装甲は魔法金属が使われ、見た目より軽く八本の脚で馬より速い
・胴体部分では中型のゴーレムが遠距離攻撃を打ち落とし、さらに戦闘用のゴーレムも配置されている
・穴を掘って落とした事もあったが落ちて即ジャンプで復帰してきた
・巨大なバリケードで防ごうとしても迂回して踏み潰される

と。なにこれすごい。

会議での検討の結果、アクアが結界を解除。そこにめぐみんとウィズの同時攻撃。という方向で決まりました。

いざ対決!!

迫るデストロイヤー戦。それに向けて慌しく動く街の人々。そんな中、街を守るため1人たたずむダクネス。

カズマに説得され、退けと言われてもそれを断固拒否。彼女のはこの街を守るどうしても譲れない理由があるそうです。

あわよくば機動要塞とガチンコ対決をしようとする変態のドMのためにも、なんとしてもこの作戦を成功させなければなりません。

そしてついに衝突の時がやってきました!!

まず、こちらもゴーレムを生み出し壁に。そして次にアクアの放つ魔法で結界の解除に成功!そこへ、W魔法使いによる同時爆裂魔法が炸裂!!

見事、デストロイヤーの脚八本全部吹っ飛ばす事に成功しました。デストロイヤーは動かなくなりました。これで後はどうにでもなる。めぐみんの1日1爆裂の的にでもして、ちょっとずつ攻略すればいい・・・。

しかし、事態はそんなに甘くありませんでした。

『この機体は、機動を停止いたしました。排熱、及び機動エネルギーの消費が出来なくなっています。搭乗員は速やかに、この期待から離れ、避難してください。この機体は・・・』

大音量で繰り返されるアナウンス。一体何が起ころうとしているのか!

デストロイヤーの中へ

サキュ・・・街を守るために、デストロイヤーの内部に入る事を決心した街の冒険者達。

途中、カズマがゴーレムにスティールを放ち腕が折れそうになるなどハプニングはあったものの、どうやらこの要塞を乗っ取ったと思われる研究者の亡骸を発見しました。

そしてそこには研究者が残したと思われる手記がありました。何か手がかりがないものかとその手記を読み上げるアクアでしたが・・・。

内容はろくでもない物でした。どうやらこの要塞は『コロナタイト』という鉱石の放つエネルギーで動いているようで、それをなんとかどうにかできないか・・・。

カズマ達の目の前には、鉄格子で囲まれた小さな鉱石。コロナタイトがありました。

おもむろにコロナタイトに向かってスティールを放ったカズマ。しかし手元にやってきたコロナタイトはどうにももうすぐ爆発しそう!これヤバイ!

とにかくここから遠ざけるために、ウィズのランダムテレポートでコロナタイトをどこかへと飛ばす事に成功し、なんとか一安心・・・。

出来ませんでした。

これまで内部に溜まっていた熱が外部に向かって放たれようとしています。急いでこれをなんとかしなければ!!

爆裂魔法で威力を相殺しようにも、すでにウィズの魔力は無くどうにもなりません。するとそこに・・・。

「真打ち登場」

頭のおかしい爆裂娘の登場でした。

ドレインタッチでアクアからめぐみんに魔力を補給。過去最大級の魔力を乗せたエクスプロージョンが、今、放たれる!!!

エピローグ

機動要塞デストロイヤー討伐から数日。デストロイヤー討伐の余韻にざわつくギルドに、王国から使者がやってきました。

これまで数々の街や国を脅かした超大物賞金首デストロイヤー。その討伐を称えるためにやってきたの・・・。

「冒険者サトウカズマ!貴様には現在、国家転覆罪の容疑がかけられている!自分と共にきてもらおうか!」

果たしてカズマの運命やいかに!!

というところで2巻は終わり。次ページで感想など。